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[読書]デッドエンドの思い出 

よしもとばなな著。
短編集なので、色々な物語を楽しむことができる。
収録されている短編全てが独特の切り口で綴られており、支持されている理由が窺い知れる。

収録されている物語は次の通り。

・幽霊の家
学生時代に出会った二人が“幽霊の家”で結ばれるのだけど、別れることになる。
それぞれの道を歩み、成長した姿で再開した二人・・・果たしてどうなるのやら。

・「おかあさーん!」
食堂で食べたカレーが毒入りだった・・!
という、センセーショナルな事件に巻き込まれる。
回復後は一見何事もなく元気に過ごしているのだけど、実は深く傷ついている。
心の傷を与えたきっかけは周囲の反応であって、本人も自覚していないレベルでトラウマになっているのだ。
不意に世間の注目を浴びてしまうことや、周囲の反応が与える影響など、考えさせられる作品。

・あったかくなんかない
恋人未満の二人が、親の事情で離ればなれになってしまう話。
男女関係無く、理屈抜きに好感を抱いてしまう人物っているよなーと思わせてくれる作品。

・ともちゃんの幸せ
片思いの女性の物語。
結論はなく、どぎまぎしている感じのまま終わるのが、歯がゆい。w

・デッドエンドの思い出
遠距離恋愛になっちゃって、いつの間にか彼が浮気していた!!結婚まで約束したのに!!
なんて具合に、設定は激しいのだけど、主人公は冷静という奇妙なお話。
周囲の方が盛り上がっちゃう感じがよく表現されていて、面白い。


個人的な印象としては、オチをみなまで書かないことで、読者にもやもや感を巧く残すテクニックが含まれているなと感じた。
最終的に読者が独自に解釈をして、自分の好きなように消化できるのが魅力なのかもしれない。


デッドエンドの思い出 (文春文庫)
よしもと ばなな
文藝春秋
売り上げランキング: 59068

  • [2008/08/29 13:11]
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