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[読書]男のための自分探し
哲学の入門書として最適。
タイトルからも分かるとおり、男性向けに書かれた本ではあるけれど、男の生態や抱える悩みを垣間見るには、万人にとってよい作品。
(鵜呑みにされては困る事項も多いけど)
前半は「男」として生を受けたときから持っている本能や、そこから生まれる男の振るまいなどについて、解析を試みている。
その後、展開が進むにつれて哲学的な内容になっていくのは、面白い構成だ。
肉体面からの解析を試みたあとで、精神面から男とその人生について考えるといった流れといえよう。
後半の哲学している部分で面白いのは、過去の哲学者の残した言葉を眺めていると、昔も今も男は似たような悩みを抱きながら生きているんだなー、というのが分かる点だ。
女性からみると「くだらないことで悩んでるなー」と思う部分もあるのだろうけど、男性にとっての共通の悩みなんてものは、いつの時代も案外くだらないことだったりするのかも。
本書の中では哲学者の言葉が沢山出てくるのだけど、その中から個人的に思うことがあった部分をいくつか。
パスカル
「
情念にじゃまされないために、一週間の生命しかないもののように行動しよう
」
性欲や権力欲、金銭欲など様々な欲求に苛まされることを前提として語っている。
目標を見据えて一生懸命取り組んでいれば、余計な欲求に惑わされることは減るよ、という教えだろう。
フロム
「
自由からの逃走
」
負担の重い「自由」よりも、手っ取り早い「安心」を求めて、みんなと同じような道を選ぶ。
「自由」よりも、ある程度制約のある「不自由」の方が過ごしやすい、という考えに通じるところがありそうだ。
一冊を通じて、男として生まれたからには一度は悩みそうな事柄が羅列されていて面白い。
男性の生態を知るという意味で、特に後半部分は、女性にとっても楽しい一冊かと。

男のための自分探し
書評/ライフスタイル

タイトルからも分かるとおり、男性向けに書かれた本ではあるけれど、男の生態や抱える悩みを垣間見るには、万人にとってよい作品。
(鵜呑みにされては困る事項も多いけど)
前半は「男」として生を受けたときから持っている本能や、そこから生まれる男の振るまいなどについて、解析を試みている。
その後、展開が進むにつれて哲学的な内容になっていくのは、面白い構成だ。
肉体面からの解析を試みたあとで、精神面から男とその人生について考えるといった流れといえよう。
後半の哲学している部分で面白いのは、過去の哲学者の残した言葉を眺めていると、昔も今も男は似たような悩みを抱きながら生きているんだなー、というのが分かる点だ。
女性からみると「くだらないことで悩んでるなー」と思う部分もあるのだろうけど、男性にとっての共通の悩みなんてものは、いつの時代も案外くだらないことだったりするのかも。
本書の中では哲学者の言葉が沢山出てくるのだけど、その中から個人的に思うことがあった部分をいくつか。
パスカル
「
情念にじゃまされないために、一週間の生命しかないもののように行動しよう
」
性欲や権力欲、金銭欲など様々な欲求に苛まされることを前提として語っている。
目標を見据えて一生懸命取り組んでいれば、余計な欲求に惑わされることは減るよ、という教えだろう。
フロム
「
自由からの逃走
」
負担の重い「自由」よりも、手っ取り早い「安心」を求めて、みんなと同じような道を選ぶ。
「自由」よりも、ある程度制約のある「不自由」の方が過ごしやすい、という考えに通じるところがありそうだ。
一冊を通じて、男として生まれたからには一度は悩みそうな事柄が羅列されていて面白い。
男性の生態を知るという意味で、特に後半部分は、女性にとっても楽しい一冊かと。

男のための自分探し
- 1万年堂出版
- 1260円
書評/ライフスタイル

コメント
今日は
はじめまして。あなきんと申します。書評を頂き、どうも有難うございました。
「哲学の入門書」だと受け止めて頂き、嬉しく思います。
他の方の書評と一緒に、当方のブログ『愛と哲学の自分探し』に紹介させて頂きました。どうも有難うございました。
「哲学の入門書」だと受け止めて頂き、嬉しく思います。
他の方の書評と一緒に、当方のブログ『愛と哲学の自分探し』に紹介させて頂きました。どうも有難うございました。
>あなきんさん
当方の書評を紹介頂いたようで、ありがとうございます。
こちらからもTBさせて頂きますね。
当方の書評を紹介頂いたようで、ありがとうございます。
こちらからもTBさせて頂きますね。
はじめまして!
へびー様
jibun354と申します。
私も『男のための自分探し』読みました!
途中から哲学的な内容になって、自分には少し難しいように感じましたが、大事な事が書かれていると思います。
他の人はどんな読み方をしているのか、興味があるので、『男の~』書評をまとめたブログを作ってみました。
http://d.hatena.ne.jp/jibun354/20081112/1226458822
にて紹介させていただいたので、どうぞ来ていただければと思います。
jibun354と申します。
私も『男のための自分探し』読みました!
途中から哲学的な内容になって、自分には少し難しいように感じましたが、大事な事が書かれていると思います。
他の人はどんな読み方をしているのか、興味があるので、『男の~』書評をまとめたブログを作ってみました。
http://d.hatena.ne.jp/jibun354/20081112/1226458822
にて紹介させていただいたので、どうぞ来ていただければと思います。
jibun354さん
当ブログをご紹介頂き、ありがとうございます。
こちらからもトラックバックさせて頂きました!
一冊の本に関する書評を集めるとは面白いですね。
他の方がどのように捉えているのか、読ませていただきます。
当ブログをご紹介頂き、ありがとうございます。
こちらからもトラックバックさせて頂きました!
一冊の本に関する書評を集めるとは面白いですね。
他の方がどのように捉えているのか、読ませていただきます。
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『男のための自分探し』
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[書評の紹介]「heavy monologue」さん
男のための自分探し 伊藤 健太郎(著)が heavy monologue | [読書]男のための自分探し にて紹介されています。 [読書]男のための自分探し? 哲学の入門書として最適。タイトルからも分かるとおり、男性向けに書かれた本ではあるけれど、男の生態や抱える悩みを垣間見
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