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[読書]恋愛ニセ科学 

mixiで公開していた日記が話題となり、出版にいたったという本書。
Web上の文書が元となった書籍としては「電車男」や「鬼嫁日記」が思い浮かぶが、本書もその流れに乗ったものと言える。
とはいえ、電車男は匿名掲示板(2ちゃんねる)、鬼嫁日記はブログ、そして恋愛ニセ科学はSNS(mixi)と、詳細まで考えればメディアの種類が異なる。
SNSという閉じたコミュニティでうけた文書が、書籍として一般の人たちに受け入れられるか注目したいところだ。
# 今となっては、mixiが閉じているかは微妙だけど

さて、本書の内容はというと、タイトルどおり恋愛に関するコラムが沢山収録された一冊だ。
あまりモテないという視点で、恋愛にまつわる様々なシーンを面白おかしく描いている。
ただ、著者のくま氏は京大出身の女性で、読み進めていくとモテている印象の方が強くなってくる。(笑
そんな微妙な具合がスパイスとなって、本書をより面白いものに仕上げているのは間違いない。

また、各コラムの間には読者とのやり取りを収録している点も見逃せない。
元のmixi日記についていた、読者からのコメントと著者のレスを収録することで、各コラムの間でメリハリをつけることに成功しており、好印象。
読者のコメントを通し、様々な恋愛感を感じ取りながら、同調や反論を抱けるのも刺激になっている。

ところで「Webサイト発」と聞くと目が向かうのは、紙媒体になったときの組版だったりする。
走りの電車男が出版された当時は、
  • アスキーアートをどのように組むのか
  • ブラウザで眺めた際の行間や強調表現などを紙の上でどのように表現するのか
といった問題はなかなかの難題として捉えられていた。
これは前例がほとんど無かったことに起因するが、その後、PCだけではなくケータイ小説の書籍化などにより製版会社が地力をつけ、今では紙面でWebの雰囲気を巧く表現できるようになった。
本書においても、ときどき現れるアスキーアートや、フォントと背景色の使い分けにより、元々の文書の雰囲気により近くなっているように思う。

このように、面白おかしい恋愛コラムを読みたい人にはもちろんオススメだが、「Web発の書籍」という視点で読んでもとても楽しい一冊に仕上がっている。


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書評/



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  • [2009/01/05 19:02]
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コメント

通りがかりの著者です(´∀` )

こんにちわ、通りがかりの著者の
『くま』こと熊谷宜子です(ノ´∀`*)

本の名称検索で見つけたので寄らせていただきましたが
紹介ありがとうございます(´∀` )
かなりアレな内容でありますが(汗)、
少しでも楽しんでいただけたようで何よりです。


> あまりモテないという視点で、恋愛にまつわる様々なシーンを面白おかしく描いている。
> ただ、著者のくま氏は京大出身の女性で、読み進めていくとモテている印象の方が強くなってくる。(笑

たしかに自分でも学生時代は
モテたんだかモテなかったんだかよくわからないのですがw、
でも今冷静に思い返してみると
あのように妙な人ばかりからモテていたのは
当時の自分自身も、価値観も固まっていなかったからだろうと思います。

最近の世間の論調としては
『女性はイイ女ばかりなのに、それに比べて男は・・・』
という、ずいぶん女性びいきのものが多いですが、
でも実際のところは
自分の理想とする“いい男”と恋愛できていない女性も、
自分自身が理想の相手に対して足りる者でない、
もしくは何かしら間違ったアプローチをしているのでしょう。
(そう考えると、自分が昔ダメダメな恋愛ばかり起こっていたのは仕方ないことか、と。)


> 読者のコメントを通し、様々な恋愛感を感じ取りながら、同調や反論を抱けるのも刺激になっている。

自分としては、自分の考察を投げかけてみることによって
そこに集まってくる多くの方々の本音レスを読み、
そしてレスという形で意見をやり取りさせていただくことこそが
あのコラムを続けて行く上で最も意義のあるものでした。

本の中でも書いていますが
恋愛観(価値観そのもの)というのは、
その人それぞれのそれまでの人生経験、環境、現状によって
各々の最適な形になっているため、
そもそも正解というもの自体ないのであって
だからこそ互いの価値観を共有することは面白く、かつ意義のあることだと思います( ´ー`)y―┛~~


> ところで「Webサイト発」と聞くと目が向かうのは、紙媒体になったときの組版だったりする。
> 本書においても、ときどき現れるアスキーアートや、フォントと背景色の使い分けにより、元々の文書の雰囲気により近くなっているように思う。

できるだけ実物の雰囲気にしましょう、と
編集者の方が仰ってくれたため
あのように実物の文体をできるだけ出したものにした次第です(´∀` )
(レスの抜粋・編集や、白黒にした場合のフォント編集などは自分で行いました)
あとがきでも書いておりますが、
完全に自由に書かせて下さった編集者の方には本当に感謝であります。

くまさま

著者自らのコメント、ありがとうございます!
恋愛に関する書籍はほとんど読まないものの、本書はとても楽しく読むことができました。
ユニークな視点からのコラムと、構成の巧さが光った一冊ですね。

> だからこそ互いの価値観を共有することは面白く、かつ意義のあることだと思います
コミュニケーションの様子がそのまま収録されたことで、Webならではの面白さを表現することに成功していると感じました。

> あのように実物の文体をできるだけ出したものにした次第です(´∀` )
> (レスの抜粋・編集や、白黒にした場合のフォント編集などは自分で行いました)
自ら手掛けていたとは想像だにしませんでした・・!
このセンスがあれば、編集者としてもやっていけそうですね。(笑
文章執筆から編集までこなすマルチタレントぶりは羨ましい限りです。

今後のご活躍も期待しております!

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