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[読書]ウォール街のランダムウォーカー (2/2) 

前半部分の続き。

ここまでで過去のバブルを振り返りつつ、株価が形成される様子や移ろいやすさを知ることができた。
それでは、投資によりお金を増やすにはどうすればよいだろうか。

本書でまず示されるのは、「ダーツによりランダムに選んだ銘柄で組まれたポートフォリオでも、プロのファンドマネージャを上回る運用成績を叩き出せる」ということだ。

あらゆる情報を瞬時に組み込んで株価が形成されるため、投資のプロであるファンドマネージャですら株価動向を予測するのは簡単でなく、株式市場平均以上のパフォーマンスを出すのは難しいのだ。
売買手数料などのコストが多くかかることや、ファンドの運用資金が大きくなればなるほど運用が難しくなることも、パフォーマンス低下を招く大きな要因になっている。

これらの状況を顧みて著者がオススメしているのが、インデックスファンドの投資信託である。
資金が数多くの株式へ分散投資されるためリスクが低減されるし、無駄な売買手数料が発生しにくく、市場平均に連動するためほどよいパフォーマンスが期待できる。
旧来から株式で儲けを出そうと、テクニカル分析やファンダメンタル分析といった手法が多く開発されたが、それらを使った投資方法に比べても、インデックス投資は単純で高いパフォーマンスを期待できるのだ。

とはいえ、昨年のサブプライムローン問題に端を発した株価暴落のように、市場平均は大きく下げる可能性もある。
まさに今のタイミングだからこそ、本書の内容を鵜呑みにすることなく投資について慎重な姿勢で学ぶことができるのではないだろうか。
資本主義経済が編み出した複雑な金融工学を振り返る機会としても、今はよい時期なのだろう。
NHKスペシャルでも一連のシリーズが組まれており面白い。

NHKスペシャル|シリーズ マネー資本主義
http://www.nhk.or.jp/special/onair/money.html



そして投資をするのであれば、まず投資対象の選択肢とそれらの特徴を知ってから手を出したほうがよい。
金融商品それぞれでリスクの大きさが異なるし、集中投資するのか分散投資するのかによってもリスクの大きさが異なる。
また株式や債券の価格は、世の中の金利動向にも左右されるなどの特徴もあるのだ。
このような普遍的な知識を獲得するのにも、役立つ一冊になっていることも見逃せない。


ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
バートン マルキール
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 1342

  • [2009/05/17 21:26]
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