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[読書]魍魎の匣(もうりょうのはこ) 

京極夏彦の代表作、長編。
自宅でたまーに開く程度のペースで読んでいたため、読み終わるまでに要した時間は半年ほど。非常に長かった。。。
(コンスタントに読めば、それなりの期間で読み終わるはず。。文庫で1000ページちょっと)

狂気に満ちた世界がたくさん詰め込まれているため、受け付けない人も中にはいるだろう。
しかし、周囲の社会と狂気の世界、こっち側とあっち側のあやふやな境界線をうまく描いているため、文学好きなら抑えておきたい作品といえる。

タイトルにもある通り、「魍魎」と「匣」が物語のキーとなる要素。
「魍魎」は魑魅魍魎(ちみもうりょう)という言葉があることからも、化け物の類かな?と想像できる。
一方の「匣」は、字面の通りの箱だろうか??
そんな疑問を抱きつつ読み進めると面白い。

序盤は「魍魎」と「匣」が表層的な部分に現れ、登場人物やシーンが入れ替わり立ち替わり、物語が凄い勢いで進んでいく。
途中、推理を兼ねた会話のシーンが若干の中だるみだったが、その他はすいすい読み進む。
終盤に向け、物語を巧みに収束させる点が凄い。
多くの登場人物が抱える心の闇、さらには謎の多い各シーンと伏線が、徐々に紡がれる様は圧倒的だ。

ところどころに挿入される、古い文体の物語の断片も世界観を作るのによいスパイスになっている。
国産ミステリィを抑える意味でも、一度は読んでおきたい一冊。


参考:(ネタバレかも)
魍魎の匣 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8D%E9%AD%8E%E3%81%AE%E5%8C%A3



分冊文庫版 魍魎の匣〈上〉 (講談社文庫)分冊文庫版 魍魎の匣〈中〉 (講談社文庫)分冊文庫版 魍魎の匣〈下〉 (講談社文庫)
分冊文庫版 魍魎の匣〈上〉 (講談社文庫)
  • [2009/08/03 23:54]
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