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[読書]人類が消えた世界 

今の地球上から人類が消えると、どんな世界になるのだろうか?
そんな問いに答えるのがこの一冊。
主に人間のエゴによる環境破壊を嘆く内容だ。
もう少し空想の要素が多いと思っていただけに、正直残念な部分もあったが、リアルな脅威を解説する内容には凄みがあった。

例えば、テクノロジに支えられ厳密に管理されているような、人間がいるからこそ均衡を保っていられる、危険に満ちた場所は世界に数多くある。
それは原子力発電所や核・化学兵器の廃棄場所に代表されるいかにも危険な場所もあれば、陸と陸をつなぐ大きな橋なども含まれる。
そんな施設が人間の管理下から解放された場合、朽ちていくのは当然の成り行き。
特に放射性物質などの危険物質によっては、数億年単位の後世にわたって影響を及ぼすものもあり、過去と未来をつなぐ現代を生きる人たちにとって問題意識を持つべき事柄だろう。

そもそも、核廃棄物など放射性物質の影響を多大に受けた物質はどのように廃棄されているのか。
それを知ることができるだけでも参考になる。
人間の言語は移ろいやすいため、数百万年後でも危険であることが分かるよう記号化された情報を刻む様子は圧巻。


他にも自然破壊について言及し、破壊され続ける自然が人類から解放されるとどんな風に復活を遂げて行くのか。
ライフサイクルに及ぼしている影響なども踏まえこれを解説しているのだが、数々の動植物が絶滅に追い込まれる情景は痛々しい。
そもそもホモサピエンスの繁栄は侵略の歴史ともいえるため、人間社会が繁栄すればするほど破壊が進むのは自明なのかもしれない。

現代社会を生きる人類の一人として、たまには長期スパン&地球規模で考えを巡らせるのもよいだろう。
お上も、エコを謳うに啓蒙活動として、本書で紹介しているような事実を広く伝える努力をすればいいのになぁ、と感じさせる一冊だった。

関連:
[読書]地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む | heavy monologue
http://heavyfeather.blog38.fc2.com/blog-entry-1109.html


[読書]中国の環境問題 今なにが起きているのか | heavy monologue
http://heavyfeather.blog38.fc2.com/blog-entry-884.html



人類が消えた世界
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  • [2009/09/28 03:52]
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