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暗号解読 

前々から触れたいと思っていた「暗号解読」。
私がこれまで出会った本の中ではトップレベルに君臨する。

橋本大也さんが2005年度のヘビー級でTOPに掲げていることからも、優れた書籍であることが分かるだろう。
Passion For The Future: 2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004371.html


私が読んだのはかれこれ二年くらい前になるだろうか。
当該書籍については、以前から書こう書こうと思ってはいたのだけど、面白さを表現できるとは思えなかったので躊躇し続けていた。
が、現在のfc2ブログのトラックバックテーマが「オススメの本」であることと、テーマの一つが暗号のダヴィンチコードが注目を浴びていることを機に、書いてみることに。

「暗号解読」では、暗号の誕生から最新の暗号技術まで、幅広い時代を取り扱っている。
読むに当たって、暗号や数学の知識はほとんど必要ないのがミソだろう。
専門知識が無くとも、暗号を解くことがいかに難しいか、またどのように暗号が発展してきたのかを知ることが可能だ。
このあたりは構成の巧さ、幅広い知識によるカバー、飽きさせない文章による賜物。
訳者の青木薫さんの持つ文章力・知識量にも舌を巻く。

ところで、暗号の歴史は戦争の歴史でもある。
情報を制することが命運を左右するわけだが、近年の戦争においてはその傾向はより顕著になっている。
暗号が活躍するのは、遠方の味方へ情報を伝送する場面だ。
情報を暗号化しておけば、伝送路の途中で敵に傍受されたとしても、情報それ自体がそのままでは意味を成さず、肝心の情報自体は漏洩しないというわけである。

そんな暗号が発達する背景には多くの障害と技術革新があった。
第二次世界大戦中には、ドイツ軍はかの有名な暗号機エニグマを使用し、そこから生み出される難解な暗号文を用いて通信を行った。
連合国軍はその暗号文の解読に成功しながらも、さらに強力な暗号が施されることを恐れ、事前に判明していた攻撃をわざと受けた。
本著では、このような時代背景もまざまざと描かれている。
暗号を施す側と解読する側との間にあった一流の頭脳戦を、手に汗握るリアルさと共に知ることができるだろう。

その他にも鍵配送問題や通信手段の発達などなど、暗号技術の発達の歴史が順を追って描かれている。

ダヴィンチコードを読み進める中で、暗号を次々と解いていくシーンに魅せられた人には最適な本ではないだろうか。

ちなみに「暗号解読」の著者サイモン・シンが著したもう一つの名著に「フェルマーの最終定理」がある。
私の中の書籍ランキングでは、この二冊がトップ2を占めていたり。
この二冊、知的活動のモチベーションが無茶苦茶上がるんですよね。

理系人間にはオススメです。
やる気アップにも効果的。

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで
サイモン シン Simon Singh 青木 薫
新潮社 (2001/07/31)
売り上げランキング: 8,266

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