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[読書]2010年コンテンツ産業に必要な8つの条件 

出版は約二年前の2004年だが、今読んでもコンテンツ産業の行方を思惟する道しるべとなってくれる本だ。
著名な大学教授や企業人が「コンテンツ産業の行方」という観点で書いた文章を集めた作り。

近年のコンテンツ流通の特徴としてデジタル化の波が挙げられるが、デジタルデータであるが故に劣化もなく手軽に複製が行えるため、セキュリティ面、特に著作権等の権利管理が重要視されている。
現実に違法コピーやTV番組の違法アップロードなどが蔓延していることを考えると、真剣に捉えなくてはならない問題だ。
各家庭で手軽に高速回線が手に入るようになり動画を手軽に扱えるようになったことから、Youtubeへの違法アップロードをよく見聞きするようになった。
またwinnyで共有されているコンテンツのランキング上位に、動画データが大量に現れていることからもブロードバンド時代の到来を感じる。

ハッカージャパンブログ Winny共有コンテンツ・ベスト30(5月10日編)
http://hackerjapan.blog55.fc2.com/blog-entry-35.html


この辺りの問題は利便性ばかりを追い求めた結果ではないかと思う。
今後の対応や法整備などが気になる分野だ。

また放送分野に目を向ければ、地上波でも始まっているデジタル放送が注目を浴びている。
その中で用いられている番組配信やコピー制御技術の仕組みの解説から学ぶことは多かった。
コンテンツのキャッシング技術、パーソナライズ技術の一環であるコンテンツネゴシエーションとコンテンツアダプテーション、デジタル権利管理・デジタル権利流通システムなど、次世代のコンテンツ流通に関して考えることはまだまだあるもんだなぁと実感させられる。

多くの場面でメタ情報のやりとりを行うのが当たり前になるという指摘があるが、2006年現在のWebではその流れが強く出ているように思う。
今後はメタデータを配信する機器がより身近になり、そのデータを受けて情報機器の挙動が変化したり、ユーザの行動に影響を及ぼすことになるのではないだろうか。
あちら側からこちら側へ影響を及ぼすシーンが多くなるのかなと思う。

メタデータの普及で便利な世の中になるように思えるのだけど、個人的には以下のような問題を常日頃感じている。
  1. リテラシー格差
    便利な道具は沢山出てきているのだけど、使いこなしている人とそうでない人の差が激しい。
    Web技術の進化スピードが速いので、格差はどんどん広がっている気がする。

  2. メタ情報の氾濫
    コンテンツを生の情報で扱うのは骨が折れるから、メタ情報をつけようという流れになったんじゃないかと勝手に思っている。
    しかし膨大な量のメタデータが流通しているせいで、欲しい情報や高価値の情報に辿りつけない事態が発生しているような気が。
    この辺りを解決する動きがソーシャルブックマークやDiggなどのサービスなんだろうな。今後の動向に注目。

そんなわけで高度な技術やトレンドを追いかけることも必要なんだけど、もうちょっとマクロな視点を持つことも必要だなと感じているわけです。


2010年コンテンツ産業に必要な8つの要件―d‐commerce宣言
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