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ラグナロクオンラインの不正アクセス事件について 

ちまちまと始めた途端、タイムリーに表題の事件が発覚。
ラグナロクで遊ぶユーザだけではなく、オンラインゲーム業界全てに震撼が走った事件でしょう。

事件内容は各所で既報の通りなわけですが、物凄く簡単に要約すると・・・
ゲームマスター業務に就いていた社員が、入手したパスワードを使って上司のアカウントでログイン。
そして、大量のゲーム内通貨を生成したという事件です。

問題はいくつかあって、次の3つがぱっと思いた。

  1. 管理体制の甘さ
    内部犯行というのは最近ホットな話題であり、各企業で体制強化を図っているはずだが、後を絶たないのも事実。
    今回の事件も同様なケースなわけだが、ゲームに直接触れるゲームマスターという立場の社員が犯罪に手を染めたというのは特徴的だと思う。
    重点的に教育がなされていそうな立場の人間が犯行に及ぶようでは、全社的には壊滅的なのでは・・・と思わざるをえない。
    とはいえ、組織におけるコンプライアンスやセキュリティガバナンスの教育は、かなり難しい問題である点は認知しておくべきだろう。

  2. 仮想通貨が現金に換わる
    今回の事件で注目すべきはゲーム内通貨が現金に換わっていることである。
    逆に言えば、現金化できなければさほど騒がれなかっただろう。
    通貨の元締めが不正作出することを現実世界に当てはめれば、造幣局の職員が勝手に万札を刷って私腹を肥やしているようなものだ。
    しかし現実世界とは違って、ゲーム内に関しては“通貨を不正作出する”ことも“通貨を現金で取引する”ことも法律には引っかからない。
    不正に金銭を得ていたことが罪に問われたわけではなく、上司のアカウントをクラックしたことによる不正アクセス禁止法が適用されているのがミソだ。
    コマンド一発で無から金銭が生成できるという錬金術は、法律の視点からは白なのである。(もちろん社内規約には引っかかるだろうけど)
    ちなみに偽造されたゲーム内通貨の価値は6000万円分くらい(?)という情報も目にした。

  3. ゲームの寿命を縮める
    これはガンホー社の経営が傾くだけで、ユーザから見れば管理会社が変わればむしろ嬉しいのかもしれない。^^;
    MMORPGの世界では独自の経済圏が出来っており、アイテムのお役立ち度と希少さに価値がつけられ、仮想通貨により取引されている。
    通貨の大量作出による経済圏の崩壊はインフレを招くため新規ユーザが参加しづらくなる上に、物価の上昇が止まらなくなる。
    物価の上昇によってアイテムの入手が難しくなりすぎると、面白さも激減してしまいユーザ離れが進む。
    このような負のスパイラルに陥る可能性は大きく、ゲームの短命化に繋がる。
    特にラグナロクオンラインの作りは、お金が増える一方になっており、管理側がどのようにインフレ対策をとっているのかは気になる所。


個人的な感想としては、今の法律が追いついていないのかなと思った。
ただし、法が先走るのは危険な側面もあるので、今回の事件をきっかけに法体制を整備すべきではないかなと。
錬金術を取り締まる手段が無ければ、現実の経済にも影響を及ぼすわけで、ここらで何らかの手を打つべきじゃないでしょうか。

オンラインゲームでよく扱われる問題としてRMTとBOTがあるが、感覚としてはRMTはありで、BOTはなしという思いがあったり。
時間を投資して築いた資産をお金でやり取りするのはあり。
リスクなしで稼げてしまうBOTなしと。
(もちろん規約違反になるのでRMTもなしなゲームが多いわけだけど)
株ロボなども手から離れたところで稼げるけど、リスクが付きまとうから成り立っているわけで。
BOTが抹殺されれば、想像よりも健全な世界になりそうな気がします。

管理会社であるガンホーはゲーム自体に手を入れられないでしょうから、不正プログラム対策などが後手に回りがち。
対策が困難な面はあるでしょうが管理会社として収益をあげている以上、顧客からの期待には応える必要があるでしょう。
オンラインゲームを運営する企業の中でも国内トップとして君臨していることから、他企業からのお手本にもなるわけですし、今後の健全な体制作りに期待したいものです。

参考サイト
ガンホー・オンライン・エンターテイメント | プレスリリース | 元職員による弊社への不正アクセスについて
http://www.gungho.co.jp/press/089.html


「ラグナロク」のゲームマスター、自社サーバーへの不正アクセスで逮捕
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/07/20/12720.html


ITmedia News:「ラグナロク」GMのガンホー社員逮捕 「ゼニー」を不正に増やし売却
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/20/news069.html


ガンホー元社員、不正アクセスで逮捕--ゲーム内通貨を不正操作し販売 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20176007,00.htm


BOTNEWS~ボットニュース~
http://blog.livedoor.jp/botbokumetu/

  • [2006/08/02 08:34]
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コメント

ども、オンラインゲームユーザの1人です。
んー、現在社会ならではの錬金術だよね。株と同じで、現実にはない物を売り買いする。それだけ現実社会が希薄化してるのね。
それはそれとして、全てをシステムで守るのは難しいので、定期的なモラル教育や調査が必要なのかねぇ・・
私は、RMT反対でBOTと呼べない程度はありかなぁ。ファミコンとかでも連打できるコントローラはあったでしょ?

教育は重要だと思うんですけど、効果得られる方法論が無いので難しいのでしょうね。根気よく試行錯誤することが必要なんだと思います。
現状、ネット犯罪に下される罰って非常に軽いせいで、手軽で低リスクという感覚が生まれてしまい、犯罪を助長している気がします。

ファミコンだと閉じた世界なので何でもやってくれていいとは思います。連打コントローラーなんかはチートツールに該当するんでしょうかね。ネットゲーだとパケットをいじったりしない限りは、まぁ許容範囲かなぁと。
RMT反対!って、なんだかソフトウェアはモノじゃないんだから、タダに決まってるだろ!と言ってる頃のように聞こえてしまうのです。^^;
労働時間を投資して築いた情報資産みたいなもんだから、金銭的価値が発生してもおかしくないんじゃない?と。
BOTが動いている土壌を考慮してのRMT反対だと理解できるんですけど、それだとBOTを手に負えないと宣言しているようなもので、管理会社としてどうなんだと思ってしまいます。^^;

あー、レスが長い・・。

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