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[読書]噂の拡がり方―ネットワーク科学で世界を読み解く 

ネットワーク科学の入門書。
入門書らしく数式をほとんど出さず、読み物として纏められているため、誰が読んでも楽しめる内容だ。
読みやすい組版もポイントが高い。

本書では身近にあるネットワークを扱っているため、直感的に理解のできる話題が多い。
近年の研究成果を紹介しつつの語り口は軽妙で、入門者を意識しているのが感じ取れる。

主題として扱われている、スケールフリーネットワーク。
現実の人間関係に始まり、Webサイト間の関係やSNSにみられるネットワークだ。
ランダムにリンクを張ったネットワークや、メッシュ型のネットワークとの比較を通し、スケールフリーネットワークの特徴を浮かび上がらせる。
その中でもハブの存在を取り上げながら、利点だけではなく弱点にも触れているのが面白いところ。
インターネットはリンクの集中しているルータへの攻撃に弱いことや、伝染病に対抗するには感染者に対する迅速な対策が必要、などなど。
現実世界に当てはめて考えることが出来るため直感的で、すらすら読み進めることができる。

学生時代や職業柄もあってか、自分にとっては既知の内容が多かったけど、知らない内容も何点かあった。
例えば、リンクを張り替える処理を組み込むと、スケールフリーネットワークでもハブに対する攻撃に頑強なネットワークを形成できること。
他にも過去に流行った噂話には知らない話が多かった。

著者の林幸雄氏は現在、北陸先端科学技術大学院大学で教鞭をとっている。
(修士時代の大学が同じで、なんだか親近感が沸いた。マニアックな大学なので。)

また、本書に興味を抱いたら、もう少し踏み込んだ内容の類書「新ネットワーク思考」もオススメしたい。
扱う内容が広範だけど、現実問題も多く取り上げていて理解の進む名著です。

参考:
heavy monologue | [読書]新ネットワーク思考
http://heavyfeather.blog38.fc2.com/blog-entry-512.html



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書評/サイエンス



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  • [2007/11/01 08:15]
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