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[読書]何故あの会社はメディアで紹介されるのか?
PRを専門とする株式会社ベクトルのCEO、西江肇司氏の著書である。
会社やプロダクトをPRするためのノウハウを幅広く紹介した内容に仕上がっている。
PR会社 ベクトルグループ
http://www.vectorinc.co.jp/
何故あの会社はメディアで紹介されるのか?
http://ameblo.jp/vectorinc/
企業にとってのPRとは、会社そのものやプロダクトのブランディング戦略に該当する。
このために、テレビでCMを流してみたり、雑誌に広告を掲載したりといった広告出稿が多くとられる手法である。
本書で扱うPR手法では、広告に限らずメディア露出によって世に名を知らしめるための方法が幅広く紹介されている。
例えば、独特な職場環境や名物CEOのブログといった“売り”を作るのもPRの一環だ。
Googleや楽天がもつ無料社食、mixiの採るOne Day Freeなどといった一風変わった社内制度は最たる例といえよう。
また、特集番組や特集記事のように、RPしたい対象そのものをメインに据えたコンテンツの提供も一つの手法として紹介されている。
これは強力なPR手法として、大いに同意できる部分だった。
消費者が好意的に受け取る情報の大半は、面白く加工された情報かインセンティブのある情報のいずれかだ。
例を挙げるなら、前者はR25などで見かける商品をフューチャーした面白記事、後者はクーポン付の広告だ。
アピールしたい企業やプロダクトに関する情報を巧く加工し、魅せるコンテンツに仕上げることが、今のクリエイタに求められる能力なのかもしれない。
一方で、PR担当者としての施策は「そりゃそうだよね」と思うものが多い。
しかし、一見当たり前の内容だからこそ、実際に行動に移すことの重要さがひしひしと伝わってくる。
例えば、メディアへの掲載を達成するには、それなりに決定権のある人を攻めることが必要となる。
テレビ関連でいえば、プロデューサやディレクタに対して、直接話を聞いてもらうことが出来れば一番の売り込みとなるわけだが、著者は臆することなくそれを実践する。
さらに効果的な施策については成功事例を数多く学ぶことが大切だ、と説いている。
それについては、巻末で簡単な表にまとまっているだけなのが残念。
是非、成功事例の数々をまとめた書籍として出版されることを期待したい。
話題が広範に及ぶため、内容の薄さが気になる部分ではあったが、企業の採るPR施策を幅広く知ることができる良書。

何故あの会社はメディアで紹介されるのか?
書評/ビジネス

会社やプロダクトをPRするためのノウハウを幅広く紹介した内容に仕上がっている。
PR会社 ベクトルグループ
http://www.vectorinc.co.jp/
何故あの会社はメディアで紹介されるのか?
http://ameblo.jp/vectorinc/
企業にとってのPRとは、会社そのものやプロダクトのブランディング戦略に該当する。
このために、テレビでCMを流してみたり、雑誌に広告を掲載したりといった広告出稿が多くとられる手法である。
本書で扱うPR手法では、広告に限らずメディア露出によって世に名を知らしめるための方法が幅広く紹介されている。
例えば、独特な職場環境や名物CEOのブログといった“売り”を作るのもPRの一環だ。
Googleや楽天がもつ無料社食、mixiの採るOne Day Freeなどといった一風変わった社内制度は最たる例といえよう。
また、特集番組や特集記事のように、RPしたい対象そのものをメインに据えたコンテンツの提供も一つの手法として紹介されている。
これは強力なPR手法として、大いに同意できる部分だった。
消費者が好意的に受け取る情報の大半は、面白く加工された情報かインセンティブのある情報のいずれかだ。
例を挙げるなら、前者はR25などで見かける商品をフューチャーした面白記事、後者はクーポン付の広告だ。
アピールしたい企業やプロダクトに関する情報を巧く加工し、魅せるコンテンツに仕上げることが、今のクリエイタに求められる能力なのかもしれない。
一方で、PR担当者としての施策は「そりゃそうだよね」と思うものが多い。
しかし、一見当たり前の内容だからこそ、実際に行動に移すことの重要さがひしひしと伝わってくる。
例えば、メディアへの掲載を達成するには、それなりに決定権のある人を攻めることが必要となる。
テレビ関連でいえば、プロデューサやディレクタに対して、直接話を聞いてもらうことが出来れば一番の売り込みとなるわけだが、著者は臆することなくそれを実践する。
さらに効果的な施策については成功事例を数多く学ぶことが大切だ、と説いている。
それについては、巻末で簡単な表にまとまっているだけなのが残念。
是非、成功事例の数々をまとめた書籍として出版されることを期待したい。
話題が広範に及ぶため、内容の薄さが気になる部分ではあったが、企業の採るPR施策を幅広く知ることができる良書。

何故あの会社はメディアで紹介されるのか?
- 西江 肇司
- アメーバブックス新社/幻冬舎
- 1575円
書評/ビジネス

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