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[読書]犯罪捜査の心理学 

プロファイリングという分野に焦点をあて、最新の研究内容を紹介する一冊。
アメリカ国内の事件を対象とした研究が多く登場するが、日本の事件についても触れており、犯罪研究をリアルなものとして感じられる。
さらにプロファイリングとは何か、という部分から話が始まるため、初心者向けにうまく仕上がっている。
踊る大捜査線の真下のように、刑事ドラマや映画でもプロファイリングが登場する場面は増えており、何となく興味を持っているような人には丁度よいレベルだ。

本書に登場するプロファイリングは、大まかに次の3つである。
  1. 犯人の特徴を捉えるプロファイリング
    事件が発生したときに、犯人像を浮かび上がらせるプロファイリング。
    現場の状況から様々な推測を行う。
    連続事件であれば、その変化も大きなヒントになるようだ。

  2. 地理的なプロファイリング
    犯人の潜む場所を推測する手法。
    連続犯罪には拠点を中心とした定住型と、ある場所へ移動してそこを中心に犯罪を起こす通勤型がある。
    地理的プロファイリングは、そのような連続事件を防ぐための一手として活用が可能らしい。
    ある事件が起きたときに、次に犯罪を起こしそうな地域を割り出し、警備強化や捜査を行うといった具合である。

  3. 犯人の動機を推定するプロファイリング
    犯罪を分析し、その発端となった動機を割り出す。
    すると、どのような傾向を持った人が犯罪に走りやすいかが分かるというわけだ。
    犯罪予防のためにあるのかもしれないが、行き過ぎると差別や弾圧に繋がるわけで、取り扱いが一番難しそうな気がする。


これらプロファイリングは、パラメータ推定と統計解析手法をフルに活用する分野だ。
データマイニングに近いからか、情報工学を学んだ身からすると親近感を覚える分野。
データの解析手法は他分野でも研究が多く成されているわけで、それら成果をプロファイリング研究に応用できる部分は多そうな気がする。
この先、目覚しい進展を見せるのではないだろうか。

ちなみに、日本のプロファイリング研究は世界トップレベルにあるらしい。
犯罪は文化に左右される部分が多そうな気がするけど、日本の研究成果も万国共通のモノとして通じるのだろうか?
地政学という分野もあるくらいだから、地理的・文化的な側面とどのように絡むのか、興味津々。

映画で出てくるプロファイリングってどんな世界なのかな?といった、軽い気持ちで読むのに丁度よい一冊。



犯罪捜査の心理学
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書評/心理・カウンセリング

  • [2008/07/09 00:09]
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